上級者が仕掛ける“複数時間足の逆張り”と期待値の最大化

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最初に

逆張りは初心者には危険ですが、上級者にとっては高い期待値を取れる強力な武器になります。
特に「複数時間足を組み合わせた逆張り」は、トレンド転換の初動を掴むことができ、伸びる時は一気に伸びるのが特徴です。
今回は、上級者だからこそ扱える“逆張りのロジック”を、実践的な観点から解説します。

● 逆張りが危険なのは「初心者の逆張りだから」

逆張りと聞くと「危険」「ギャンブル」というイメージを持つ人が多いですが、それは“トレンドを無視した突っ込みエントリー”をしているからです。
上級者の逆張りはその逆で、

  • トレンド転換の初動を取りに行く

  • 過熱と反動を狙う

  • 有利な価格帯を待ち続ける

という形で、むしろ期待値が高い手法です。

● 上位足と下位足の「逆向きの関係」を探す

上級者が狙うパターンは、

  1. 上位足=過熱したトレンド(例:日足が極端に伸びている)

  2. 下位足=弱まりの兆候(転換のサイン)

例えば日足がずっと上げ続けているとき、4時間足で天井圏の横ばいが続くと、流れが弱まっている証拠です。

● 逆張りポイントの“本質”

逆張りが成功しやすいポイントは共通しています:

  • 流動性狩りが発生したあと

  • 上位足が行き過ぎた後の失速

  • ダイバージェンスが発生

  • ストップを巻き込んだ急伸・急落の直後

  • ボラティリティがピークを迎えた瞬間

これらは「市場のエネルギーが一度使い切られた状態」であり、反転しやすい。

● エントリーのタイミングは「下位足の確定」を待つ

上位足で過熱感を見て、
下位足で反転シグナルを確認してから入る。

これが“複合逆張り”の基本です。

例)

  • 日足:行き過ぎの上昇

  • 4時間:高値更新失敗

  • 1時間:MA割れ

  • 15分:戻り売りの形
    → エントリー

この多段階チェックによって、逆張りでも「根拠の重なり」が得られます。

● 伸ばす時は伸ばす:逆張りの利確戦略

逆張りの優位性は「伸びれば大きい」という点にあります。
初動を捉えた場合、トレンド転換につながるからです。

  • 利確を浅くしすぎない

  • トレーリングで伸ばす

  • 初動に乗った場合は半分利確+半分は伸ばす

これが上級者の型です。

● 損切りは“最小”に

逆張りの損切りは小さくできます。
上位足の過熱ポイントは明確なので、「否定されたかどうか」が判断しやすいのです。

最後に

正しい逆張りはギャンブルではなく、むしろ上級者がもっとも得意とする戦略です。
複数時間足を組み合わせ、上位足の過熱と下位足の転換を利用することで、期待値の高いトレードを実現できます。
あなたもぜひ、“反転の初動を取るトレード”を武器にしてください。

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